前回の 読書メモ: 世界標準の経営理論 - 第36章 グローバル経営と経営理論 の続きを読んでいきます。
ちなみに毎回、 「ここの理解少し間違ってるよ」などあれば、どしどしご指摘いただければと思います。 って書いてはいるんですけど、特に「ここ間違ってますー」とか言われたことは無いので、 まあ書籍を読んでいる人で、なおかつこの記事を読んでいる人はいないんだろうと思われますねw
書籍の方にも書いてあったんですけど、思考の軸が自分の中に持てればオッケーだと自分でも思うので、 紹介されてる理論についての把握が正確かどうかはあんまり気にしてません。 (ちゃんと理解したいならきっと論文読めよって話になるでしょうし、そこまでの気力は無かったり)
それでは今回も1章分ずつ読んでいきますね。
「ここの理解少し間違ってるよ」などあれば、どしどしご指摘いただければと思います。
第37章はまとめるとこんな感じの内容でした。
アントレプレナー( entrepreneur )が起業家って意味だということをつい最近知ったのでした。 英単語として覚えたときに、妙に綴りが難しいなあと思ったのを覚えています・・・。
アントレプレナーとは、新結合(既存知と既存知の新しい組み合わせ)を実行する人 のことで、 つまりはイノベーションを起こす人のことと言ってしまって良いんじゃないかと思います。
ここでは、起業することはあくまで手段とされていて、 筆者は誤解を恐れずに言えばと言いつつも、コンビニエンスストアのフランチャイズ店を経営するのは、 起業ではあっても、アントレプレナーシップではないよ、と触れています。
とはいえ、一般にイメージする起業活動も、 スタートアップ・アントレプレナーシップ と呼ばれてここでは研究されているそうで、 (長いのでアントレプレナーシップを単にアントレとも呼ぶようですね) 起業プロセスのすべてがスタートアップ・アントレの研究対象なんだそうです。へー。
ちなみに、ヒト・カネ・コトの3種類で色々整理されて紹介されているのですが、 結構今まで出てきた話とかぶりそうだったので端折ってしまいますね。
ポイントは・・・
あたりでしょうか?
アントレプレナーシップ方面で、今後どういう変化が起きるかというと、 今まで無縁と思われてきたプレーヤーにも、アントレプレナーシップが浸透 していき、 新たなアントレプレナーシップの領域が広がっていくよ、ということだそうです。
それが以下の4つ。
へー、知らない事例もあったので、自分で少し掘り下げて見てみようかな・・・。
ドライブモード社 https://drivemode.com/
なるほど、シリコンバレーから東京へオフィス構えにきてるんですね。
マザーハウス https://www.mother-house.jp/
社会アントレの例ですね。 やりたいことは明確だとキャッチも分かりやすいです。
五常・アンド・カンパニー http://gojo.co/ja/
同じく社会アントレの例。 なるほど、金融周りの格差を無くしたい的な感じでしょうか。キャッチコピー分かりやすい。
スープストックトーキョー https://www.soup-stock-tokyo.com/
大企業アントレの例で、遠山正道さんという方が三菱商事在社中に立ち上げたらしいです。 在社中ってどういうことなの・・・相当エネルギーないと難しそうなイメージです。
ゲーム・チェンジャー・カタパルト https://gccatapult.panasonic.com/
こちらも大企業アントレの最近の例。 パナソニックの事例のようです。企業内でこういうことできるのはすごいですね・・・。
この章の最後に、事業機会とは何か?って話が書いてあるのですが、 この事業機会とは何かが論争になっているそうです。
その中での事業機会の型が2つ紹介されていて、どっちなの?みたいな話になっているらしいので、2つ紹介します。
うーん・・・これは答え出るのかなw
ただ、筆者からはこの区分けに大きな刺激を受けたと言っていて、 発見型は伝えることが容易だが、創造型は暗黙知が多く感じてもらうことが重要 で、 前者は学校なんかでも教えることは容易にできる系のものなんだけど、 後者の方はセンスメイキング理論(第23章)のように腹落ちしてもらわないといけない類のものなので、 これからは 発見型に加えて創造型が求められる んじゃないか、というまとめがされてました。
この章のアントレプレナーシップについての理論は、まあ現状こうなってるのねーくらいの認識でいいのかなーとか思いながら読んでました。 というのも、今までの理論で説明されてる部分が多いとのことだったので。
ただ事例はものすごく面白いですし、こういうの常にアンテナ張ってないといけないなーと思うところです。 いくつかはたぶん経済番組で見た記憶あるんだけどな。 僕も遠くの知をどんどん探しにいきたいと思います。
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