お仕事をしていく中で、 ○○の人 とラベリングされるまでになれば、もうそれは社内での地位が確立し始めたといってもいいでしょう。それが、ゆくゆくは社内での 自分の価値 につながっていきます。 社内ブランディング とも言えるでしょう!
ジャックバウアーも、シーズンを重ねていくごとにCTUでの社内ブランディングを頑張っています。そのブランディングのすごさがよく分かる事例を、シーズン6の20時間目からご紹介しましょう。
このシーンでは、シーズン4から続いた恋仲のオードリー・レインズ、そのお父さんで国防長官のヘラー国防長官、さらにその下でしばらく働いていて 不倫しまくってた ジャックバウアーの3人でお届けです。
それまでの流れはこんな感じ。
ジャックバウアー「大変だ!中国にさらわれてた間にオードリーがいなくなった!」
オードリー・レインズ「うーうー。あーあーー。」
ジャックバウアー「なんてことだ、俺を追って中国まで行って、捕まって麻薬中毒に・・・!」
ジャックバウアー「なんとかして彼女と通じ合わなければ・・・」
みたいな感じで、今回も見事に巻き添えです。
ジャックバウアーが中国に捕まっていても、元々の夫をジャックバウアーに死なされた関係であっても、ジャックバウアー愛は揺るがなかったオードリー・レインズ。頭が下がりますね。
そんなオードリー・レインズの父親で国防長官であるジェームズ・ヘラーさん。ずっと行方不明だった娘がジャックバウアーのおかげで見つかり、仕事を放り出してCTUにすっ飛んできます。
・・・。
ただ、いくらジャックバウアーのおかげで娘が見つかったとはいえ、たいていの登場人物はジャックバウアーと接点を持ったせいで次々に死んで行く、という事実。オードリー・レインズも例外ではありません。
ヘラー国防長官もそれをひしひしと感じているのか、ジャックバウアーに対してこんなことを言います。
ヘラー国防長官 「娘には近づくな」
父親の立場からしたら当然かもしれません。好きな男を追って中国までいって麻薬中毒にされて会話も出来なくなってしまったのですから。やり場のない気持ちをジャックバウアーにぶつけます。
そして、立ち去り際にとどめの一言を言い放ちます。
ヘラー国防長官「君は呪われている。君が触れた者は皆、最後には命を奪われることになる。」
『ジャックバウアー は 呪われてしまった!』 とでも言わんがごとくの台詞です。誰もがこの台詞を鬼畜だと思うことでしょう。
ですが、 見るべきポイントはそこではありません。
今や国防長官の元では働いていない、言ってしまえば元職場にあたる元上司ですら、○○の人だ、というブランディングに成功しているのです。 この社内ブランディングの浸透力はすごいです! 社内ブランディングが社内にとどまることを知らないジャックバウアー。さすがジャックバウアー。
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