Infinity Table を作ろう!

前に検証ついでに作った、『突っ張り棒の設置台』と『音楽プレーヤーのスイッチカバー』は、未熟なりによくできていて、今でも普通に活用できています。

期間がだいぶ空いてしまいましたが、 3D プリンター環境が(周りの変化により)だいぶ改善してきたので、 今回はその施設にある 3D プリンターを試し刷りしてみようと思います!

施設を借りるには初回講習を受けなくてはいけない

そして、初回講習を受けるのに、なんと半年以上もかかってしまいました 🥺 🥺 🥺

いやあ、なかなかタイミング合わずで・・・。

1 か月に 1 回しか講習が開かれず、しかも常にその施設の近くにいるわけではないため、 かなり参加難易度が高かったです。 途中 1 回参加できるチャンスがあったんですが、フォームから申し込むのが一足遅かったらしく、 定員オーバーで残念ながら参加できず 🥺

その割に、いざ講習受けて施設予約してみようとカレンダーを見たら、 なぜかほとんど誰も使ってないんですよねえ。 どゆことなの?? 🤔

検証+α で止まってた前回のリハビリついでに何か作る

何がいいかなあと考えていたところ、 SNS に Infinity Table という不思議な形のテーブル が流れてきたのを見て、これなら Fusion 360 でスケッチして押し出すだけで作れそうだなーと思い、ためしに作ってみることにしました。

Infinity Table Infinity Table Infinity Table Infinity Table

そう、こんな形の奇妙なやつです。

Infinity Table

作り始めて気づいたんですが、これ共通の頂点がほとんどないんですよね。

なので、一見浮いてそうに見えるけど、辿ってみると結局繋がってるという不思議な形。

で、前回の検証で 2mm あれば一旦強度は問題ない!ということだったので(自分のブログ見た)、 今回は厚み 3mm にして、1 辺の最大を 50mm にして、余白を 2mm にしてみました。

まとめると・・・

  • 1 面だけで見ると 1 辺 50mm の正方形
  • 厚みは 3mm で、内側は 50 - 3 - 3 = 44mm になる
  • 底部分は、1 辺だけが 5mm ずつの空白になってる (A)
  • 底視点で、空白部分の手前から上方向にそれぞれ 1 辺が伸びる
  • 横視点で、上方向に 1 辺が伸びたものを、 A と同じような形で別の場所に空白を作る

みたいな感じで繰り返していくと作れました。 頂点がずれるので作ってると訳が分からなくなってきます w

スライサーで見てみる

さて今回は Prusa MK4 という機種を使います。

事前にインストールしておいたスライサーで表示してみます。

PrusaSlicer

いい感じですね。ちなみにそれぞれのプリンターごとにスライサーは用意されていて、 stl ファイルを Gcode に変換してくれます。

この辺はだいぶ分かってきましたね。 stl ファイルが形のファイルで、 Gcode が動きのファイルです。

後者はプリンターごとに違ってて当然なので、プリンターごとに異なる Gcode を吐き出すスライサーツールも、プリンターごとに違ってて当然ですね。

サポート材も込みで実際に印刷するとどれくらいのフィラメントを使い、どれくらいの時間がかかるのか?を実際にシミュレーションしてくれるので、施設予約の際に重宝します。

印刷!

ここからはダイジェストで。

3Dプリンティング!

3Dプリンティング!

なんかエラー出てますが、とりあえず印刷してあとで調べます。

3Dプリンティング!

温め終わって始まりました!

3Dプリンティング!

おおー!

3Dプリンティング!

3Dプリンティング!

できました!

途中フィラメントの糸みたいなのが増え始めてきたときは、 本当にできるのかな?とちょっと思いましたが、 無事できたみたいです。

3Dプリンティング!

ただ、上部分はほとんど宙に浮いている構造なので、 サポート材が思ったよりも多いです 🥺

サポート材取るの下手くそ太郎です 🥺 🥺 🥺

3Dプリンティング!

施設予約の制限もあったので、一旦雑にサポート材が取れたくらいで妥協しました。

でも、まあ形にはなっていますよ?

すごい! 🎉

3Dプリンティング!

当初心配していた強度も、ほらご覧の通り、 伸び縮みするくらいには全く問題のない強度になっています! 👍

いいですねえ 😃

成功しつつ課題も見えてきたのが一番学びがあって良いです!

Infinity Table を作ってみたまとめ

  • 作ろうと思ってから Fusion 360 で形を作って、実際に印刷するまでが早かった
    • 形は難解だけど、3D プリンター初心者・初級者がプリントするのに向いてそう
    • 最初はスライサーにちょっと手間取ったけど、概念わかってたからすぐ慣れた
  • 設計は問題なし
    • 3mm の厚みがあれば、大きく力を加えない限り折れたりはしなさそう
    • 角を丸くしたりの処理もグッド
  • 3D プリンターの設定は検討の余地あり
    • クオリティを求めるなら、もっとゆっくり丁寧に印刷した方が良さげ?
    • 今回ほとんどデフォルト値でやってみたが、細かな作品だとちょっと雑さがある
  • 施設利用する際は台を冷ましたりサポート材を外したりする時間も考慮しておく
    • 現地ではあまり時間が確保できなさそうなので、家でサポート材を外す
    • ニッパーを購入しておくと良さげ

テーブルの天板がないので、実際のところテーブルか?って言われるとちょっと怪しいですが、 チョイスした印刷対象が今回はすごく良かったです。

ちなみに

A filament speficied in the G-code is either not loaded or wrong type.

という警告はこれから調べて、必要に応じて追記したりしなかったりしてみます。 フィラメントの指定がスライサー上のものと実際の 3D プリンター上とで異なっているとかそんな感じでしょうか?

もし記事内に誤りなどございましたら、 @girigiribauer @girigiribauer.com までご一報いただけると助かります。

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