前回の 読書メモ: 世界標準の経営理論 - 第39章 ビジネスと経営理論 の続きを読んでいきます。
ここから第6部、あと残り2章ですが、ずいぶん読みました・・・。
残りはメタ的な内容になりそうですね。
「ここの理解少し間違ってるよ」などあれば、どしどしご指摘いただければと思います。
第40章はまとめるとこんな感じの内容でした。
だいぶ端折っちゃいました。
前段で第1の想定読者として学生や若手研究者と挙げられていて、 加えて多くのビジネスパーソンにも十分に一読の価値がある、とあったのですが、 理論構築までは(ビジネスパーソン視点では)正直やりすぎ感あるので、ばっさり端折ってしまいます。
まあ、大企業でそういうところに時間かける余裕がある部署とかだったら分かるんですけどねえ・・・。
ちなみに、じっくり観察して、分類したり抽象化したりして、関係性を描き出したり、みたいな、 おそらく他分野でも同じ流れになりそうな理論の確立までの話が色々紹介されてます。 興味のある方はご自身でどうぞ。
こういった、そもそも人はこういうものだ、という前提を、誰しもが持って話をしているよ、 この前提大事だよ、と最後の方で紹介されています。
この前提が異なっていると、そもそも話が噛み合わないので、 だからこそ、 人とは何か?に前提を持って議論をする ことが大事だし、 普段から常に「人とは何か?」を強く意識することが重要だと、と触れられています。
そもそも、今までの理論も前提に立ったものでしたね。
色んな方々の「人とは何か?」が紹介されていたので最後にメモ。
あっ冨山和彦さんって方も、確か WBS (ワールドビジネスサテライト)に出演されてましたね。
このように、常に人とは何か?を考えることが大事だよ、と紹介されています。なるほど。
人とは何か?の前提が異なってくると、確かに話噛み合わないっていうのは、 今まで出てきた理論を見てみてもそうだなーと思えるところがありますね。 (時には前提が異なるだけで、結論が全く逆のこと言ってたりすることもありますし)
人は複雑なので、何かの前提に立たないと議論すら難しいのはすごく分かります。 数学とかだったら曖昧な部分がだいぶなくなってるので議論しやすいんだと思うんですけど、 こういう自然言語で理論を組み立てていくのって大変だろうなあと読んでて思いました。
けっこうエンジニアリングの分野でも、前提というか、文脈(コンテキスト)が異なるのに、 これがこうだ、いやちがう、みたいな議論をしてるみたいな話は往々にしてありますよね。
議論の前提、大事だ・・・。
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